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<3回生の活動>


     
 

新 会 員 を 迎 え て

 
     
 

北星会々長  大 島 幹 敏

 
     
 

御卒業の諸君、おめでとう御座居ます。
数年にわたる勉励努力空しからず輝かしい御卒業を迎えられた事は同慶の至りであり北星会を代表いたしましてお喜びを述べると共に諸君の入会を歓迎いたします。

若い若いと言われていた吾が同窓会北星会も20年をすでに閲し会友もー万名を軽く超えることゝなりました。然しながら格言もじりに言えば「数多きが故に貴からず」とでも申しましょうか、同窓会の基本精神である親陸と協調が保たれてこそ北星会の存在所以があると言えます。もとより社会的に大それたことが出来るとも思わないし又その必要もありませんが、会員相互の友愛、協調を固くすることによって潤いとゆとりのある人生を育むことが出来、ひいては住み易い社会を育成する一助となろうかと考えます。

社会機構が複雑化しコンピューター時代であると宣伝され人間性を失いつつある今日、北星会の存在及びその活動は仲々意義のあることだと思います。
諸君も此の機会に人生上二度と得難き友情を大切にすることを考えて下さい。年に一度の総会又は随時のクラス別、回期別又はクラブ別の親睦会に出席をお奨めする所以であります。

無音は無事の証拠でアルと収っていたのは昔のことで、騒然たる世俗界に住んで見れば年に一回、旧友、悪童、お茶っピイ共が集って鼻の頭をうち眺め、駄弁る一刻は正に値千金、一服の清涼剤であります。何を喋ろうが給料も減らず退学を申し渡されることもなく新聞種になることもない。げに高校時代の友人程有難いものはなく精神衛生上大いに大事にすべきであろうかと考えます。

「サラリーマンは職業に非ず」「たかが課長、部長、重役になることを出世と思うような了見の狭さではサラリーマン及びその妻は勤りかねる。ましてサラリーマン候補たる大学生の価値はない。出世とは千載青史に名を残すことである」以上或る本で所見、心に留めた一文であります。勿論諸君も高校が洋服細民中級養成所で大学はその幹部候補生養成所であるとは思っていないに相違ないが、やゝもすると目先の利欲が服やスーツを着て双手を挙げて突走っている様な人間の多い昨今です。
質実剛健の気風を誇る吾が北高卒業生については五十年先、百年先の目標を見ながら悠々たる意気盛んな人生を送って貰いたい、送りたいものだと思います。

私共理事、役員一同共に20才、30才代の若者です。冒頭に申した通り会員は一万名を超えてもその点はまだまだ若いと言えます。又それ丈に為すべきことも多く正に多岐亡羊の感がありますが、諸君と共に北星会を輝ける未来に推進させようではありませんか。数十年後の北星会の姿を考えるのは甚だ愉快であります。
共に語ることほ未だ多分にあるのですが紙幅が尽きたようです。

力強く八幡台を飛立つ北陵健児女に幸いあれ!
今後の御健斗と御多幸を祈ります。

 
 
(昭和44年2月21日発行「北星会報」第10号より)
 
     
 

<編集部注・第4代北星会会長の大島幹敏さん(3回生・故人)が21回生の卒業生の皆さんに向けて寄せられた原稿です。>

 
     
   
     


 
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